【実践レポート】引出しがすっきり閉まるように!こんまり片づけ(衣類)してみた

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エミー賞2部門にノミネートされたNetflixのドキュメンタリー『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』。見ていたら影響されて、早速自分でも試してみたくなりました。(番組の感想はこちら)こんまりメソッドは衣類だけではなく家全体の片づけですが、私は衣類だけでも!ととりあえず着手。どんな風に進めたのか、感じたのかをまとめてみました。(こんまりさんの本ってこんなに出てるんですね…!)

 

片づけ時の状況

住んでいる人(私)

・東京在住、39才女性、会社員(服装自由)
・大学生の時はセレクトショップ巡りが趣味だったが、今は混んでいる場所が嫌で洋服屋にあまりいかない
・洋服の新規調達は主にMUJI、ユニクロ、通販(ZOZO, フェリシモ)
・民族テイストが好きだが、ガチの民族、自然系にならないようにしている
・身長が伸びなかったので(153cm)、中学生の時の服も所持

・8畳洋室の1DKに1人暮らし
・この家は4年目

洋服の収納

●MUJIの衣装ケース4箱

  1. 冬物 厚トップス(セーター、パーカーなど)
  2. 夏物 トップス(Tシャツ、ノースリーブカットソーなど)
  3. 冬物 薄トップス(長袖カットソー、シャツ)
  4. ボトムス

<問題点>
服が多すぎて、衣装ケースがちゃんと閉まらない。洗濯物をしまうときに罪悪感を感じる。(服をぎゅうぎゅうに詰めたり、引き出しに服を挟んで半開きのままにしておくため)

●クローゼット

出がけにアイロンがけをしないで済むように季節の服をかけている。片づけをしたのは8月。冬用コート2着とスカート2着をクリーニング屋さんに預けている。

<問題点>
量が多すぎて見た目が汚い。ハンガーに服を何枚も掛けているので、下レイヤーにかけた服がわからない。上レイヤーにかけた服やショールが落ちてくる。

手順

手順1~4まで、私は大体5時間弱。これまでにも定期的に(年に数回)衣装ケース内の服を畳み直しながら整理していたので、あまり判断に迷いませんでした。

1. 家中の服を一か所にまとめる

衣装ケースとクローゼットから集めてきた服。アメリカ人のお宅ほどの山は作れなかったけれど、まずまず。

2. 一つ一つ服に手をとって「ときめき」を感じるかチェック

真ん中に座って作業をしていたら結界のようになっていました(笑)。

3. 残すものは畳む。ときめかなかったものは、感謝をして捨てる。

左が「ときめく」残す服で、右が感謝して処分する服です。処分する服の中には、着ていると褒められるくらい似合う服もありましたが、丈の短いスカートだったので卒業することにしました。

4. しまう

畳みながら衣装ケースにしまってもいいとも思いますが、いったん総量を把握したかったので全部たたみ終わるまで、全部出しておきました。結果を見ながら衣装ケースに再配置ができたので、最後にまとめてしまう方法で良かったです。

結果

・衣装ケースの引き出しが閉まるようになった。クローゼットがすっきりした。
→利便性・精神的安らぎが向上
・衣装ケースの再配置ができた
→どこになにがあるかがわかりやすくなった。
→引き出しごとの内容量の偏りが最適化された

<気づいたこと、感想>
・着手したら完遂するしかない
服を全部出すと部屋が服で埋まるため、日常生活に支障が出ます。そのため、一度着手したら終わらせなければならないことになります。恐るべし、こんまりメソッド。でも5時間もあれば終わるので、休みの日が一日あれば終わらせられると思います。

・存在を忘れている服が複数ある
今しか着られない夏の服なのに、8月半ばまで存在を忘れていた服、着ていない服がこんなにありました。季節に合った服を着ることは人生の喜びなのに、不覚です。

「都合のいい服」が多すぎる
合わせやすい、とりあえず会社に行くのにいいかな、など「都合がいい」服が想像以上にありました。なくてはならない「都合のいい服」ですが、多すぎです。また、好きだと思っていたけれど、「都合がいい」だけの服もありました。
下記が私の「都合がいい」服です。半袖・七分袖で無地のもので、民俗調の派手なスカートなどにも合わせやすいです。

・同じような色・服が多すぎる
好きだし似合うし、積み重ねた成功体験があるので、似た服ばかりが集まっていました。私の場合、紺の服だけで、これだけあり、愕然としました。(デニムは除く。ワンピース3着、スカート3枚、トップス3枚。)
同じような服ばかりなので、「足りない」服が効果的に買えておらず欠乏感があります。私の場合、緑の服が一枚もありませんでした。あれば、着まわしの幅も広がり、満足感も高まりそうです。

・一生懸命編んだ手編みのセーターも、服としてときめくわけではない
編み物が趣味で自分でセーターを編んだりします。でも、編み物教室の課題で好きなデザインではなかったり、シルエットが思い通りでなかったりして着用回数が少ないものがありました。引き出しの中で場所をとっていて微妙な気持ちになっていたので、手編みのセーターは「作る楽しみや達成感を得られた」ものとしてほどくことにしました。(毛糸玉にしてまた別のものを編みます)

・自覚できていなかった自分の傾向に気づく
今回一番ショックだったのは、「適当な服を買って着ている」ことが明らかになったことです。学生時代の私は洋服屋の入り口で見回せば好きな服があるかないかを即座に判別でき、しがらみなく好きな服を存分に着ていました。それが大人になって、「職場に着ていきやすい」といった理由で好きな服を選ばなくなり、好きなものへの感度が著しく鈍っていました。一時期お金がなかったり、自然派の暮らしに強く傾倒したりして「余計なものは一切買わない」「見ると欲しくなるから洋服屋に入らない」「高いし通販でいいや」という思いで服を買っていたことも大きな原因の一つです。これからは、買わなくても、高くてもちゃんと洋服屋さんに行って目を養おうと決意しました。昔できていたんだからできるはず。気に入ったものを身に付けて毎日を過ごしたい!!!

参考:ときめく服
・アフリカンプリントのスカート
母のお下がりで一度も着たことがないが、あまりに可愛いので参考資料としてとっておく。

・オレンジのモヘアカーディガン
大学時代(約15年前)、「こんな狂った色は私しか着ない」とUnited Arrowsにて購入。着ると気分が上がる。冬のボトムスは落ち着いた色なので、意外と多くの服に合わせやすい。軽いので旅行にも良い。

・ペイズリー柄のノースリーブ
中学時代(約25年前)に、確か町田のファッションビル「ジョルナ」にて購入。当時はそこまでピンと着ていなかったが、大人になって改めて手に取ると、パンツなどに合わせやすい。着ていると褒められることも。

まとめ

自分が持っている全ての洋服を見ると「さすがに全部は必要ない」と気づきます。(フランス人は服を10着しか持たないそうですし…)そこで選別が始まり、程度の差はあれど服の絶対量が減ります。物理的な変化もおきますが、片づけ中の作業では心理的にも刺激があり気づきが起こります。始めるまでは億劫に感じるかもしれませんが、始めてしまえば半日で終わります。とてもおすすめです!!