ドーセットボタン/糸巻きボタンの作り方(シンプル輪っか編)

大がかりなものは作れないけれど、ちょっと手を動かしてかわいいものを作りたい時ってありませんか?そんな時には好きな糸を組み合わせて作れる「糸巻きボタン/ドーセットボタン」がおすすめです。早ければ30分もしないで一つ作れます
簡単なのに、かわいくてアレンジしやすい「糸巻きボタン/ドーセットボタン」を作ってみましょう。ここでは輪っかを糸で巻く、シンプルなタイプの作り方をご紹介します。ちなみに小学生のお子さんも作れます!(親子ワークショップの様子はこちら。どれが大人が作ったか、こどもが作ったかわからないと思います。)

糸巻きボタン/ドーセットボタンとは

画像: 糸巻きボタン/ドーセットボタンワークショップ

こちらが「糸巻きボタン」「ドーセットボタン Dorset Button」といった名前で呼ばれているものです。
イギリスの「ドーセット(Dorset)」という地域では17世紀~19世紀頃に糸を使ったボタンがよく生産されていました。しかし工業化とともに手作りでのボタンは生産が減っていきました。また糸を使ったボタンはイギリスだけでなく、チェコなどでも作られています。世界各地で色々な人たちが工夫しながらボタンを作っていたのでしょう。
※様々なボタンコレクションが見られる「ボタン博物館(東京・完全予約制)」がおすすめです♪
※写真にある、中央部も糸で埋めるタイプはワークショップを行っています。お気軽にお問合せください。(説明が難しく、Webでの紹介が今のところできません。一緒に作りましょう♪)

ドーセットボタン/糸巻きボタンワークショップ レポート

材料・準備するもの

必要なものは下記のものです。

  • 糸切りばさみ
  • 土台リング

土台リング

左から、ワッシャー、プラリング、ニットリング

糸を巻き付ける土台です。私は、コスパの面からワッシャープラリングを使っています。繊細なものを作るときは編み物リングもよいでしょう。どれも独自の味わいがありますので、自分の作りたいものや予算、買いやすさに合わせて選びましょう。

ボタン博物館で聞いた話によると、昔は厚紙を土台として使っていたこともあるそうです。水洗いをしないのであれば、糸を巻いてもヨレない丈夫な紙で作ることもできそうです。

また、私が開催している糸巻きボタンワークショップでは土台の輪をアクリル板で自作(!)したという方もいらっしゃいました。自作すると、正円だけでなく楕円といった変形も作れそうですね。

ワッシャー

板を切り抜いたような形なので、角があります。そのおかげで糸がすべりにくく作りやすいです。ステンレス製、アルミ製、銅製、プラスチック製などがありますが、ステンレス製は若干重みがあるので、軽いアルミ製やプラスチック製をおすすめします。DIYショップに小分けのものが販売されています。

手芸用プラリング

価格が安く、軽いです。ワッシャーと異なり角がないので糸がすべりやすいですが、かわいらしい印象になります。かぎ針編みでバッグなどに使ったりするアイテムなので、手芸店にも時々置いてあります。(新宿のオカダヤで見かけたことがあります。)

楽天やAmazonで「手芸用プラリング」を検索すると、大きさや入り数が違うものが見つかります。

ニットリング

こちらもかぎ針編みなどに使うパーツです。柔らかく細いので、細い糸が使いやすいです。

画像: 糸巻きボタンの作り方 糸

毛糸や刺繍、刺し子糸、麻ひも、紙ひも…と基本的にどんな糸でも使えます。土台を巻いて埋めるため、太い糸だと早くでき、細い糸だと時間がかかります。変わり糸も使えますが、ほつれるものは扱いづらいのでおすすめしません。

100円均一で買える糸でもかまいませんし、残った糸の切れっぱしでも大丈夫です。(私は切れっぱしを捨てずに残して、貯めて使っています。糸が捨てられない・・・)土台の大きさや糸の太さにもよりますが、60cmもあれば使えます。

糸巻きボタン/ドーセットボタンの作り方

動画はこちらをご覧ください。

1.巻く糸を切る

糸の太さや、自分の癖(きつい・ゆるい)が異なるので作ってみないと必要な長さはわかりません。扱いやすいように腕の長さ(60cmくらい)に切ります。(長すぎると糸を引くのが大変です)足りなければ途中で糸を追加します。

2. 針に糸を通す

糸の太さに合った針に糸を通します。

3. 土台リングに、糸を片結びする

4.ブランケットステッチ/ボタンホールステッチで結ぶ

写真のように、長いほうの糸を針にくるみながら進めるブランケットステッチ/ボタンホールステッチを行います。(すみません、ブランケットステッチとボタンホールステッチの違いがわからないのですが、他の動画を見たりする限り出来上がりに差はなさそうです)
※この際、方結びの糸端(短い方)を最初の2~3目くらいに入れ込んで糸始末をします。

ブランケットステッチ/ボタンホールステッチ

 

裏面です。短い糸端を入れ込んで糸始末をします。入れ込み終わったら糸端を切ります

 

5.一周結んでいく

途中で糸がなくなったり、色を変えたりしたいときは、最初と同様に、新しい糸を片結びし、糸端を巻き込みます。出来上がりを美しく見せるため、裏面で作業しましょう。

1本目の糸の糸端と、新しい2本目の糸端を一緒に入れ込んでいきます

 

裏面に糸端を出して、はみ出たところを切ります

 

裏面で巻き込みます

 

6.糸を結び目に入れ込む

針で結び目に糸をくぐらせ、始末します。こちら、動画の方がわかりやすいので、ぜひ動画をご覧ください。

アレンジ

シンプルでありながら、この作り方を覚えると様々なアレンジができます。例えばこんなことができます。

<作り方をアレンジ>
・途中で糸を変える
・変わり糸を使う
・穴を工夫する
・リングの形、大きさを変える

<できたボタンをアレンジ>
・ブローチ
・ヘアゴム
・ピアス、イヤリング
・カーディガンなどのボタン

1つ作ってみると、ハマる人続出!ぜひ楽しんでみてくださいね。

凝った糸巻きボタン/ドーセットボタンを作りたくなったら、ぜひワークショップへお越しください♪

ドーセットボタン/糸巻きボタンワークショップ レポート